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美恵子のねぇねぇ聞いて

スベリヒユのこと          2011.9.2.

  もうすぐ九月議会が始まるため、その準備のために資料を整理していたら、昔、赤旗に載った投稿文が出てきました。最近は「県民ショー」などで有名になったのでご存じの方も多いかもしれませんが、山形で食べられるスベリヒユについてです。
  再録します。
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  ヒョウ料理が妹は大好きと

 ヒユは、私の生まれ故郷の山形では、「ヒョウ」と呼んで、昔からよく食べています。私は、好きではないので、食べないのですが。ゆでてから干して保存しておき、もどして調理するのです。
 子どものころ、ヒョウという名にかけて、「ヒョッとしていいことがあるように」食べなと言われたものです。妹は、「ひょっとしてなんて、確実性の少ないことのために、こんなまずいものが食べられるか」なんて言っていました。
 その妹も、いまでは、このヒョウ料理が大好きになっています。おとなの味が分かるようになったのだそうです。私は山形を離れてしまったので、食べる機会もなく、好きになるチャンスを逃したのかもしれません。
 和歌山の私のところに、母が遊びにきたときに、庭の雑草のなかに、ヒユを見つけ、「うまそうなのに、もったいない」とつぶやいていました。子どものころ、ゆでたヒユを、むしろ一面に干したものです。冬支度の仕事のひとつです。
 私はヒユを食べないのですが、花が咲いていなくても、ヒユとポーチュラカの区別はつきます。


  ここにも書いてあるように、私はヒユは干して保存し、もどして料理するものと思っていたのですが、最近読んだ本に生のまま料理する場面が出てきて、「そりゃ干さなくても食べられるか」と感心しました。梨木香歩の『僕は、そして僕たちはどう生きるか』という理論社からでている本です。この本はすばらしく、考えさせられる内容を持っているので、スベリヒユだけで紹介するのはもったいない話ですが。でも、この本で、ヒユのきらいな私もちょっと食べてみようかと思ったのです。
 そういえば、この夏、山形に行った時寄った道の駅で、スベリヒユを普通の野菜のように売っていて、かなりびっくりしました。



by neeneekiite | 2011-09-02 20:59

はしづめ美恵子が身辺のことについて語ります。
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